iPS

iPS細胞の評価試験

iPS細胞の評価試験

iPS細胞を評価する基準は分化能、多能性関連遺伝子の発現、染色体検査など多岐にわたっています。 弊社では分化能をテラトーマ形成実験およびキメラ形成実験により、 多能性関連遺伝子の発現を免疫染色およびマイクロアレイによりお調べいたします。 また、様々な手法により、染色体およびDNAメチル化状態を解析致します。

分化能
発現パターン
染色体検査
の3つの項目はそれぞれ独立した検査項目となります。 これら3つの項目をクリアすることでiPS細胞として認められます。

分化能

多能性細胞であることがiPS細胞の最も重要な特徴です。
弊社ではすでに多くのiPS細胞を用いたテラトーマ形成実験を行っています。
また、胚様体形成実験や分化誘導実験を通じて、お客様のiPS細胞の分化能を検証いたします。

発現パターン

多能性関連遺伝子の発現をRT-PCR、Real-time PCR、そして免疫染色により確認致します。 また、micro arrayを用いることで、iPS細胞がどれだけES細胞へと近づいているかを確認します。

染色体検査

お客様のiPS細胞を用いてkaryotype試験を行います。 iPS細胞を誘導する際に、染色体が抜け落ちるという現象が報告されています。 弊社ではこのような染色体の欠損、または増大を含む染色体異常が無いことを確認いたします。 また、ウイルスベクターを用いて作製されたiPS細胞に対してはサザンブロッティングやCGH法を用いて、 山中4因子のコピー数の確認も行います。

iPS細胞の評価(in vitro)

弊社はSFEB法という培養方法を用いて神経細胞の分化誘導を行います。SFEB法では ほぼすべて(9割以上)のiPS細胞が神経細胞へと分化することが知られています。 この方法を用いてiPS細胞が正常な分化能を持ち合わせているかを検証します。 また、胚様体を形成させ、その分化能を解析する試験も行います。 さらに、軟骨細胞や心筋細胞、そして肝細胞への分化誘導試験も行いますので、 ご相談ください。

ご提供いただくもの 

凍結保存された2.0×106個の細胞が必要となります。 細胞が少ない場合や、その状態によってはお受けできないこともあるので、 必ずご相談ください。

plasmid型iPS誘導 

工程作業内容価格(税抜)
未分化マーカー遺伝子の発現確認リアルタイムPCR解析PCR解析の頁を参照
免疫染色(OCt3/4,Nanogなど)150,000円
cell sorter(ES細胞マーカー)別途お見積もり
網羅的発現解析Micro array Agidnt Microaray別途お見積もり
メチル化解析特定ゲノム領域の解析(BGS sequence)BGS解析の頁を参照
広範囲ゲノム領域の解析(Micro array)網羅的ゲノムメチル化
解析の頁を参照
染色体解析
挿入遺伝子のコピー数確認
簡易核型解析100,000円~/株
サザンブロッティング(レトロウイルスで樹立された細胞)240,000円
計画書・報告書作成 30,000円
(ヒト由来iPS細胞の使用は弊社倫理委員会により審議いたしますので、お時間を必要とする場合やお受けできない場合もございます。)

iPS分化誘導 (in vitro)

工程作業内容価格(税抜)
iPS細胞の培養マウス由来iPS細胞150,000円
ヒト由来iPS細胞200,000円
分化誘導培養SFEB法(その他の方法についても応相談)別途お見積もり
胚様体形成150,000円
各分化マーカーの発現RT-PCR(分化マーカーの発現)80,000円/種
免疫染色(分化マーカーの発現)150,000円/種
iPS細胞の除去cell sorter(iPS細胞の残存数測定)別途お見積もり
網羅的発現解析Micro array別途お見積もり
計画書・報告書作成報告書の作成30,000円

研究支援

ユニーテック

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WEB会議

ユニーテック株式会社ではWEB会議を積極的に使用してお客様に伝わりやすく分かりやすいように、試験のご報告させていただきます。

採用情報

当社は創業より業容拡大を続けており、更なるサービスの向上、業務の拡大を一緒に行っていける方からのご応募を心よりお待ちしております。

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